最近本を読むようになりました。
これまでの人生ろくに読んでこなかったツケを清算する勢いです。
本の数なんて人の数ほどあるし、さらには当たり外れがあるってもんで
とりあえず雑誌に取り上げられてるおすすめの本を手当たり次第読むことにしました。
それに加えて文学女子なる親愛な隣人からもいろいろ貸してもらいました。
彼女から渡される本はどれも、思想が強いですが、面白いです。
ここをよく読めと言わんばかりに線を引いてるのも面白い。
今回は3冊貸してもらいましたがすっかり平らげてしまいました。
読んだ本がその人の人格に影響し、
また、その人がおすすめする本がその人の生き写しであると感じます。
時には、実際に話してその人を知るよりも深くを知れるようなこともあると思います。
それも本のいいところで、楽しみ方の1つでしょう。
自分のバイブルとなるような本に出会い、みんなに紹介できる日がいつかくればいいなと思っています。
そんなこんなで友達からのおすすめも教えてもらって
なかなかの量の“読むべき本リスト”ができあがりました。
最初はKindleで揃えようと思っていたけれど、紙に魅力があったので古本で安く揃えることに。
ブックオフすごい。200円とかで売ってる。
しかもオンラインサービスを利用すると日本中から本が揃う。
多少汚れていても読めれば良し。
お店側も乱丁や欠損がないものだけ選んでくれているので安心です。
ありがとうブックオフ。ラーメン屋とあなたは世紀末まで続いて欲しい。
でもそんな中にも落とし穴がありました。
恐ろしい量のボールペンで引かれた線、思ったことを余白に書いてしまうタイプの前所有者でした。
ひとりの楽しい読書時間に突如として現れた謎の人物。
しかも線の密度は一人がけの椅子に二人座るような距離感を思わせます。
“?”なんて書いてある箇所を読もうものなら、すぐ耳元から
“それわかる?”と聞いてきます。
“☆”は、“いいよね、そこ。気に入ってるんだ”のとこ。
まさに怨念の類。
その何者は1週間私の横に居座り、読み終わった時にはやれやれと言った気分でした。
こんなことはもう勘弁。買う前に確認しようと心に決めました。
難解なところは明らかに読み飛ばしてる、案外かわいいところもあったけど、それは僕の読書に必要のない愛嬌です。
気を取り直して次の本。
パラパラめくって線が引かれていないことを確認します。
今回はないようです。
なんだ、ないのか。