僕もきっと、セプテンバー。

病室に入ると1人が2人になっていた時の感情は用意し得るものではないと思う。

人生観は全て野田洋次郎で履修済みだった私でさえ、他に漏れることはありませんでした。

あの野田洋次郎でさえ。

寝るか泣くかしかできないのに成長を感じる。

こっちの言ってることなどわかりも見えもしないのに笑っている。

早く大きくなってほしいし、一生このままでもいてほしい。

毎日違った日々を過ごしているのに一向に歳をとらないアニメの世界が羨ましい。

生後二週なのに足腰つよくて寝返りを打ちそう。

寝返り打つならそのまま成人してほしい。

子供のためなら仕事も頑張れるは嘘。辞めたい。

この世に生まれ落ちた瞬間から他人って言ったけれど、あれも嘘。

我が子とその他数百人を賭けたトロッコ問題も、彼方から迫るトロッコを待たずしてレバーを引く。

名前は大体決まっていたけれど、9月3日、セプテンバーさんの日に産まれたから迷ってしまった。

あやかりたかったけど難しかった。

ヒキコモリロリンが好きだから、マサヤもいいなって思ってた。

サブスクには載ってないから是非CDで聴いてほしい。

歌詞を見ながら目で聴いてほしい。

私にはもう何もいらないんです。

家族とカメラと植物と本と、

無限のお金さえあれば。

それで。

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