多肉植物の"徒長"の予防と対処法を説明【観葉植物】
育成失敗?突然の徒長

多肉植物は水やりもこまめに必要ではなく、場所も取らないので観葉植物初心者の方にもおすすめの植物です。

しかし、いくら丈夫といえど気をつけないといけないことはあります。

それは"徒長"

前回、紹介した多肉植物の寄せ植えですが、現在の姿がこちら。

葉の感覚が空き、細長く伸びてしまっています。

これを徒長といい、多肉植物のかわいい見た目を大きく損なってしまうのです。

徒長の原因

徒長の原因は様々ですが、多くは日照時間の不足

その他に水のやりすぎ水捌けの悪い土壌の使用、風通しの悪さなどがあるようです。

自分自身、徒長のことは知っていたので十分に日の当たる場所を選んでいたのですが、それが不十分であったか、もしくは使用している土が悪かったのかもしれません。

徒長の対処法

徒長してしまった部分は環境を改善しても治らないので仕立て直しが必要です。

具体的には"切り戻し"と"挿し技"

切り戻しは、細長く伸びてしまった箇所を切り離し、多肉植物の背を低くし育て直す方法。

挿し枝は切り離した茎の長さをトリミングし見た目を良くした状態で育て直す方法です。

つまり切り戻しと挿し枝を行うことで1つの徒長した多肉植物から整形された2つの多肉ができるということです。

一見そんなことをして大丈夫なのかと心配に思うかもしれませんが、多肉植物の再生能力をなかなかあなどってはいけないようです。

徒長させてしまった罪悪感を感じながら今回は切り戻しと挿し枝をやってみようと思います。

実際に切り戻しと挿し枝をやってみる

挿し枝からまた新たに寄せ植えを作ることも考えましたが、徒長の原因がはっきりしないままなので今回は個別に植えることにしました。

それと追加ですが、前回寄せ植えを作る際にトリミングのため切り離した葉から新たに根が生えてきたのでそれも個別に植えてしまおうと思います。

もう少し大きくなるまで待とうかと思いましたが、想像よりよく根を張るので浅いトレーでは窮屈なのかもしれません。

個別に植えるためのプラグトレーと土を用意しました。

前回も土は多肉植物用と記載されたものを使用しましたが、今回はより粒が大きく排水に優れた土を使用することにしました。

プラグトレーは大きすぎたので切りました。

観葉植物のおかげでホームセンターに通うことも多くなりましたが、案外自分の思っている物ってなかったりしますよね。逆にこれは無いだろと思っているものがあったり。不思議。

土を敷いて、水を与えます。

いくら排水に優れているとはいえ、水の量には十分注意が必要です。

先に葉植えをしました。

1枚の葉から増えていくなんてすごい生命力。

次に切り戻しを行なっていきます。

伸びてしまう前の茎から思い切って切り離してしまいます。

切り離した断面はしばらくすると乾燥し、1ヶ月くらいで新しい葉を出すようです。

切り離した茎もトリミングし個別に植えていきます。

後から知ったことなのですが、トリミングしてすぐは植えず数週間かけて乾燥させる方がよいそうです。

乾燥し切る前に植えてしまうと根腐れの原因になってしまうそうです。無知でした。

切り戻し後の寄せ植えです。

完全とはいえませんがある程度マシにはなりました。

切り戻しをおこなった植物の様子も見ながらしばらく後に土も変えてみようかと思っています。

今回のトリミングでまた葉植えが増えました。

前回からちょうど1ヶ月ほど経っていますが、案外どの種類の葉も根は出すようです。

これからどうやって葉を増やしていくのか楽しみですが、これら全部が立派な大きさまで成長するのをかんがえると生半可な覚悟では今後やっていけないかもしれません。

植物も生き物ですから。そこには責任が伴うのです。

まとめ

今回は、切り戻しと挿し枝をやってみました。

観葉植物のかわいらしい見た目を大きく損なってしまう徒長ですが、起きてしまったらそこで終わりではなくある程度の挽回ができるみたいです。

今回の経験から多肉植物にとってより良い環境を模索してみようと思います。

皆さんも多肉植物の徒長にお困りでしたら是非試してみてください。

寄せ植えの方法もまとめてますのでよろしければ是非。

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