もうすぐ家族が増えます。
新たな命の誕生は、カメラを持つ者にとって見逃せないイベントの1つです。
来るべき日のためにレンズも新調し夫婦共に準備は万端だというところですが、それでいてなぜかシャッターを切るべきは今な気がしてなりません。
人生の節目、第二の人生を迎える前にひそかに第一の人生は幕を閉じるわけで、これもまた遺影に近しいものなのでしょうか。
二人でいるのも最後だねぇ、ってそんなことないけどそうかもしれないとも思えてきます。
きっとこれから十数年は人生の中心は自分でなくなってしまうから、今この時だけでも自分が主役の一枚を残しておきたい。今はそれが1番です。
子供が大きくなって、自分が生まれる前の二人の写真を見せるのも楽しみ。
結婚式の前、生い立ちムービーを作っていて自分が産まれた時を物語の始まりにするんじゃなくてもっとまえから全部繋がっている様を表現できればと思ったけど、写真も時間もなかったから辞めた。
ラッキー運とハッピー運意外に“こだわりの強さ”が染色体にのってしまったら子供も将来そう思うかもしれない。
成長する様を見ていると、いつしか自律していくのを認めたくない気持ちになるかもしれない。
頭ごなしに押さえつけて可能性をつぶしてしまいたくもない。
すでに子育ての難しさを感じているけれど、実際どうにかなるのも知っている。
全部ひっくるめて楽しめたらと思っています。
カメラを壊す以外は笑って許したい。
焼肉もしたし、その後マシュマロ焼いてチルもした。
子供に食われるお金を見越してたくさん観葉植物も買った。
ファーストトイも用意したからすでに友達がいるのも同然。
産まれる準備はできたかい。