噂のレンズ
2020年夏に初めてのカメラ、Sony a7ⅲを購入してからレンズ沼に辿り着くまでに時間はかかりませんでした。
しかしながら、辿り着きはしたものの足を踏み入れなかったのは、純粋な資金不足と、TAMRON 28-200/F2.8-5.6と出会ったから。
とりあえずはこのレンズをつかってカメラの基礎や気に入った焦点距離を知ろうと自分をなだめた。
時は経ち冬。
沼に背を向けた暮らしにも慣れてきたころ、職場の上司が
フォクトレンダーAPO-LANTHAR 50mm F2
を1日貸してくださいました。
私は知っているのです。
この方こそレンズ沼に誘った張本人であり、今まさに道連れにしようとしていることを。
走って写真を撮りにいきました。
フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2
基本情報
- レンズタイプ 単焦点
- フォーカス MF
- 最短撮影距離 0.45m
- フィルター径 49mm
- 重量 364g
サイズはまあまあコンパクト。黒に目盛りの赤が映えます。
MFなのでテンポ良くパシャパシャと撮影することは難しいですが、自分で撮ってるという実感が持てて撮影するのが楽しくなります。
1番最初に撮影した写真。
F値やISOを変えるのも忘れて、ただただ写りに感動。
お借りする前に聞いていた、歪みの少なさや色収差の無さは
「これがいいレンズか」と購買意欲を掻き立てられます。
ただ1番感じたのは、ボケの綺麗さ。
つい開放で撮影したくなります。
シャッターを切るたびにボケの具合を確かめてしまう。そんなレンズでした。
焦点距離50mmなのも個人的には好み。
やはりレンズは値段に見合った写りをしますね。
おかげさまですっかり沼。
体感、まだ膝あたりですが、腰まで浸かる頃には抜け出すことも諦めてるでしょう。