疑わしく喜ばしいことだが、我が子は反町隆史の“POISON”で泣き止む。
これは笑い話ではない。
ジャンルでいうところの感動ドキュメンタリである。
『うちの子反町のポイズンで泣き止むんだよね』は、“笑”ではなく“嗚咽”。
反町隆史は日夜、世のパパママを救っているのである。
うちは今日だけで3度救われた。
そもそも乳幼児は感情の表現をまだ知らないので意味もなく泣く。らしい。
反町は微笑む。
そんな生半可な涙は簡単に彼の毒牙にかかってしまう。
イントロですでに致死量のPOISONを打ち込まれた子は泣き止み、そして静かに眠る。
我が家は無宗教だがこの記事を境に反町隆史を教祖に崇める。
でも反町は優しいからきっとクリスマスやお正月の行事を許してくれる。
反町は子供の味方だから。
ここまで適当に書きましたが子供が何を原因で泣いてるか、それがわかるのはとても助かります。
口に指を持っていき吸い付き動作をすればお腹が減っているのも然り、何を求めているかがわかれば親子仲良く途方に暮れるなんてこともありません。
そういう指標が喉から手が出るほど欲しい。
特に寝かしつけに関しては。
それがたとえその子次第だとしても。
ちなみにうちは、絶対に寝かすという覚悟をスワドルで現します。
クリオネみたいに手をパタパタさせてもその可愛さの影に血の涙があるのです。
今はまだそれで寝る。
しかしある日急になんの意味も為さなくなる。
そんなものはお断りだと目が語る。
子は自分で強いと思っているやつにNOと言う。
その日は必ずやってくる。
POISONも例外ではない。
反町が、私にはそれが、子育てという黄金体験の鎮魂歌に聞こえる。